MUTOH MF-1100とSimplify3Dの設定をなんとかするお話です。

たくさんの出力サンプル
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3Dプリンタお迎え

2021年中頃にメルカリにてMUTOH MF-1100を保護いたしました。
中古で買ったはいいがフィラメントがついてなくて放置していた、ヘッドは動くが保証はしないという商品。こちらも賭けなのでギリギリまでお値引きいただき購入と相成りました。
結論から言うと全く問題ない商品で、商品説明で記載のあったアクリルパネルの歪みも、ネジを緩めて締めたら直りました。現在快調に多種多様なゴミを製造しておるところです。


最初のうちはそもそも正解のわからない状態でプリントしていたので、形になるだけで満足していたのですが。そのうちなんだか積層がずれてるんじゃ、とか、え?うちの底面、汚い?とか、なんで天面焦げんの?とか、色々不満が積もってきまして。
ちょっとづつ行ったり来たりしながら、それぞれの問題の大体の見当がついてきたのでここらでちょっとまとめてみました。
これが正しい設定ということは全くなく、個々のつまずきになんらかの参考になればという程度のものです。
対処法をまずご覧になりたい場合は「不具合とその対処法」へどうぞ。

話全然違うんですが、自分ミュージカル映画好きだったんですね。『La La Land』にやられ最近また『Dear Evan Hansen』初日観に行ってしまいました。娘と行ったんですが2人しかいなくて本当に貸切。ポップコーン、ツッコミ、感想ちょこちょこ話しながら楽しく観てきました。この2作品は突然歌い出すなんて感じませんよきっと(笑)いつのまにか歌っています。
『Dear Evan Hansen』のパンフ
『La La Land』はAmzonのリンクです。踏みましょう。

環境

  • Windows 10 Pro
  • Simplify3DにてSTLファイルを読み込みUSB接続のプリンタに出力。
  • MUTOH MF-1100 フィラメントはABS3mm白。

現在の環境はこちらの方で上げておりますのでオープンフレームの自作PCに興味のある方は覗いてみてください。

2021年中頃購入当初

とりあえずフィラメントを購入。ノズルとベッドの隙間とベッドの平行を確認して出力。なんとなく立体が出てくる。感動。
牛の造形をダウンロード購入しミルク当番のオブジェを作る(作り直したい)。このころの環境はCura、Slic3rからPronterFace。

 

 
 
 
 
 
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Simplify3D導入

前環境、そのまま環境を追い込んで行けばよかったんだと思うんですが、なぜか導入。多分細かく設定できるのかなぐらいだったんでしょう。出来ること出来ないことそれぞれだと気づくのはずっと後のこと。
ムトーではMF-1100用に、Simplify3Dのプロセス設定(fffプロファイル)を提供していません。ですので自分で設定をしていくのですが、最初はCuraなどの設定を参考にしてとりあえず出力しておりました。
造形はなんとなくは出てくるんですが、なんだかしっくりきません。
で、ちょこちょこ右往左往しているのがこのころ。

MF-2200Dのfffプロファイル

をベースにすればいいやん、って気づいたのが10月ごろ。エクストルーダーが2つあったり違いはあるんですが、同じくムトーから提供されているMF-800のプロファイルと見比べながら修正。ふらつきがなくなったと言うか修正のベースができたと言うか。
これから、個々の問題の切り分けができて対処していく感じです。

 

不具合とその対処法

吐出量のキャリブレーション

その前段階として吐出量が適正か確認。結果として適正に吐出されてました。ムトーすごいのか運が良かったのか。ムトーがすごいんでしょう、サポート様素晴らしすぎるし。
吐出量のキャリブレーションの様子
キャリブレーションの方法は下記リンクを参考に。
エクストルーダーキャリブレーションの仕方|Yan|note

正円の出力が歪む

 

 
 
 
 
 
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X軸のベルトの締め直しで直りました。

積層ずれ

様々な原因あるんでしょうが、おこげができる>エクストルーダーが引っかかる>積層がずれる感じだったので、私の場合は温度管理が大きかったのかなと。ベッドに馴染ませたいので1番目の積層(ラフトの土台)だけファンは0%で、2番目以降は40%みたいな感じで。

天面の盛り上がりからのおこげ

薄い平面部分で天面の積層を4、底面を4とかにしてるとインフィル部分がなく全て充填される状態になり、結果中身がみちみちになって盛り上がり、天面でノズルに接触、汚く引っ張られておこげ、と言うことだった模様。
インフィル70%、天面底面積層2など空間を作る工夫をして解決。

天面のスリット

写真のような裂け目。天面の造形方法(外部の埋めパターン)でConcentric(同心円的)を選んでいて、たまたま外壁の立ち上がりと天面の模様が合わさって裂け目になっていたようです。
天面の造形方法をRectilinear(直線的)にして解決。

底面が汚い

ラフトからの剥がれやすさを重視しすぎて第1層の定着を軽視していた。ちゃんとノズルが通った通りにフィラメントが置かれていくためには、ある程度のラフトとの癒着は必要な模様。造形の1層目の吐出量を多くして、スピードを遅く、ラフトとの離れ具合を微調整、でなんとか、と言う感じ。ホール周辺の隙間は、シングル吐出の調整でなんとかなってるのかなってないのか。。微妙です。今後の課題。

今後の課題

  • 底面の設定の追い込み
  • ラフトから浮いている底面。サポートで支えながら造形するのですがまだまだ汚い。

今のところこんな感じです。今後また引き続き追い込んでいけたらなと思っています。今回はこの辺で。お疲れ私。

デュアルモニタ環境の方、Simplify3Dの再インストール待ってください。

私同様Windows歴の浅い方向け情報です。
サブモニタ側でSimplify3Dを閉じて再度立ち上げるときフリーズしませんか?最初全くわからず、再インストールてもどうしようもなくて途方に暮れていましたが、Windows設定のディスプレイでモニタ1のみで表示するようにしてアプリケーションを起動すると難なく起動できます。Simplify3Dのサポートに書いてありました(笑)メインモニタで起動が基本のようです。他のアプリケーションでも同様の症状ありました。。。。。あと、設定に行き詰まったら『Dear Evan Hansen』おすすめです。解決はしませんが落ち着きます。

手作りのものたち

自分の作ってきたものを見てみると、売れるほど需要はないので市場にない、でも自分的にあると便利そうというものを作ってる感じです。自分が楽しいのであってこれで何か作って売れるかと言うと、造形時間とクオリティの点から難しそうです。
3Dデータの作成は、BlenderとFusion360を使っていますが、設計が主だし昔DOSの頃のAutoCAD使ってた身としてはFusion360の方が身近な感じ。どっちでもいいよって言うにはまだまだ修行が足りません。
有名な彫刻の3Dデータも公開されていると聞きますので是非ともプリントして見たいなぁ。。光造形ほど綺麗にはならなそうですが。
そのうち自作PC用のオープンフレームの造形をプリントして、それを元に商品の企画をしていけたらなぁと夢想しております。いややる。
かも。

 

 
 
 
 
 
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