Saecoの家庭用エスプレッソマシンを妹からもらって早1年。 相変わらず妹からのもらい物の多い兄です。 ありがとう。
先日それが壊れたので妹に言ったら、それを買った電気屋さんの展示品で要らないのがあるからって、けっこう古いやつのほぼ新品をもらってきてくれた。 ありがとうまたしても。
と言うわけでお金の浮いた兄は電動コーヒーミル(コーヒーグラインダー)の物色を始めるわけです。 でも、こういうもののネットの情報はいろんなこだわりがある人のさまざまなインプレッションで溢れておりまして、正直どれを信じていいのかよくわからないし、かといって自分で適当にいくつか見繕って試してみるなんてお金もないし。
なんでミル要るの?
「エスプレッソマシンがあるなら豆屋さんで適当に挽いてもらえばいいがな、タダだし」と聞こえてきそうですが、コーヒー飲んでるって知ってる人からは豆でいただいたり、自分で間違えて豆をネットで購入したりするんです。 そして家族と豆を挟んで途方に暮れるわけです。「どこで挽く?(精米機的な)」、と。。。
全自動エスプレッソマシンにはしない?
選択肢にも挙げて検討していたのですが、「ミル部分と抽出部分どちらが壊れても両方使えなくなるね」という聡明な妻の一言で却下に。洗濯機ではそんなこと絶対言わないのに。まあ、洗濯機とは張り付く時間も違うし、ネルドリップ用に挽きたいだけという需要もあるにはあるので、わが家では無しの方向に。
何で決めかねてる?
- エスプレッソマシン用に挽けるかどうかが、ネットの情報では(自分は)分かりにくかった。
- 豆屋さんにおいてある製品の説明を受けても細かく挽けるかどうかについては歯切れが悪い印象を受けた。
- 細かく挽ければいいというものでもない。エスプレッソ用だからといって家庭用の場合、パウダーみたいに細かければいいわけではないのは実際お店で挽いてもらって経験済み。家庭用のマシンにかけると詰まって汁が出てこないことも。。。もちろん当然業務用ではちょっと粗くにも挽けるわけです。実際豆屋さんではそういうふうに挽いてもらってました。まぁ、家庭用ではオーバースペックかなと。
以上もろもろで、機種を絞るに絞れない、と言った状態でした。
そんなこんなでこの案件、ここ最近まで店晒しになっていたのですが、偉大なる先達にお会いして一気に道が開けました。 購入したのはDeLonghi KG364J。
今Amazonで後継機も含めて取り扱いが…後継はKG366Jのようですが…
購入したいきさつを箇条書きにすると、
- 妹たちと山奥のおいしいコーヒー屋さんに行った。
- そこはうちにあるのと近いSaecoの家庭用エスプレッソマシンを使用していた。
- コーヒーミルの音がしてこの案件を思い出した。
- ミルについて聞いてみた。
- 上記商品を紹介される。
というわけで、文才がないのでどれだけ教えていただいてうれしかったかが伝わらないと思いますけど。 前にも同様の質問があったこと(笑)、マスターも業務用ミルを前の勤め先で借りて試してみたがどうも家庭用のマシンにはしっくり来なかったお話や、このミルはコーン式で低速で回るため熱で豆の風味が損なわれないお話など、お忙しいのにとても丁寧に教えていただいて。 ミルのお話もそうなんですがそれ以上にマスターのコーヒーへの熱い思いが伝わってきて、うなされるように家に帰ってすぐにポチった次第。
粗さの設定はマスターのおっしゃっていた通りExtra Fine 左へ目一杯(つまり一番細かい)の位置からダイヤル右に1段回したところで、目詰まりもせず、おいしいエスプレッソを入れることが出来ました。
個人の感覚的な部分ですが、低速回転だからでしょうか、音が予想していたほどうるさくなかったです(一定の騒音はしますけど)。 計量カップで豆を若干ふっくらするぐらい盛って1杯分。自分は2杯分づつ少量で挽いているのですがきれいに挽けます。 ダイヤルメモリの1,2,3,,,,は杯数に応じた挽き上がりの時間かなと思ったら若干長めじゃないと全部は挽き上がりませんでした。空回りは精神衛生上気持ちの良いものではないのでそこは何回か挽いてみて最適の時間を割り出すしかなさそう。
私はこれで一気にすっきりしたわけですが、同様に迷ってる方いらっしゃったら、一情報としてご参考までに。
ところで家庭用のコーヒーミルは粉受けがおおむねプラで、静電気が悩みの種。皆さんどうしてるんでしょうか。私は、引きあがった粉に箸を突っ込んでかき回して静電気を除去しております(笑)
———–
野外でエスプレッソを飲んでまったりしたい方はこちらの記事「野外でエスプレッソが飲みたいです。」をどうぞ。釣りにキャンプに大活躍。こちらはこちらで格別です。
———–
2019/04/03 追記
エスプレッソマシンは写真の子に変わりましたが、ミルはまだまだ元気です。
———–
2024/09/01 追記
エスプレッソマシンは写真の子に変わりましたが、ミルはまだまだ元気です。Saeco…